(ORCD 184) GRAVAVGRAV / demo #3 - 2022 (CD)



(ORCD 184) GRAVAVGRAV / demo #3 - 2022 (CD) 

Release Date : 9th September 


Bored Death Metal. 3rd demo on CD. Limited 700. 

Featuring member of CSSO / BUTCHER ABC, FINAL EXIT / MORTIFY and KANDARIVAS. 


1. Penance in June - 六月の懺悔 

2. 七月の空の下 - Under the July Sky (Poem) 

3. Under the July Sky 


日本のオールドスクール・デスメタル・バンド、GRAVAVGRAV!! 

1曲約11分を収録した衝撃の3rdデモ!! CDは限定700枚、カセットは限定100本のリリース。 

結成は20211月とまだ若いものの、すでに10作以上のデモ、Split、ライヴ、コンピレーション等の音源を発表。また、ライヴ・シーンではROSEROSEcuntsKRUELTYの企画、Grind Freaksや、Nal (Gt,Vo,Poem)が主宰するObliteration Recordsの企画を始めとして多数のステージに上がり数々の名バンドと共演。昨今のパンデミック環境で、最も精力的な活動を行ってきたエクストリーム系バンドの一つがGRAVAVGRAVだ。 

メンバーは、Nal (Gt,Vo,Poem)KandarivasTom (Gt)Final ExitMortifySu19b他のRyo (Dr)3名。アートワークでクレジットされてきたRagnar Perssonは今後のリリース音源では朗読でも参加予定。重鎮オールドスクール・デス、和太鼓を取り入れたエクスペリメンタル・トライバル・グラインドコア、国際的な評価を得るノイズ・グラインドのオリジネイターやスラッジ等の人脈が揃い「Bored Death Metal 退屈なデスメタル」の音楽性を標榜しながら活動。そしてこの衝撃の3rdデモにて持ち前の退屈さを更新し、極東アンダーグラウンドにデスメタルの懐の広さを見せつける。 

スタジオ音源としては2021年秋の2ndデモ Death Said... に続く3作目、町田のGateway Studioにてレコーディングされ、Ryoが運営するextremynegativemindsにてミックスが施された。Grave99%カヴァー・ソング&ロゴから始まった初期のデスメタル・サウンドからは大きく逸脱した様相。ヘヴィ・ドローン、薄暗いポエム、デスメタルといった3部構成は、生きているのに死んでいるかのような表情を浮かべ、人生の退屈さを映し出すかのごとき特有の体験性を表出する。それはGraveAsphyx等といった、日本で人気の出ないと語られてきたスタイルに光を当てる類いか、Burning WitchGodflesh等に始まるドープなコンテクストの応用か。さらなる今後の発展を期待させる要注目作。 


Text by 村田恭基 (オールドスクール・デスメタル・ガイドブック著者)